製品開発・試作のサイクルタイム大幅短縮と量産まで

人工歯用の3Dプリンター金属粉末の実用化が進む

今週『山陽特殊製鋼が「人工歯用の3Dプリンター粉末」実用化』というニュースが各サイトで取り上げられていました。CCMW合金(コバルト―クロム―モリブデン―タングステン合金/Co―25Cr―5Mo―5・5W)という素材で、国産の歯科医療向け3Dプリンター粉末としての薬事承認は、二例目であるとのことです。

 

歯科医療向け人工歯用3Dプリンター粉末(コバルト合金)を実用化(山陽特殊鋼株式会社HP)

 

金属義歯床

画像はイメージ

 

 

薬事承認されている金属3Dプリンター用粉末

 

■CCM合金/Co-28Cr-6Mo(コバルトクロム合金)

・金属製の義歯床の3D造形(製作)に使用されるコバルトクロム合金の金属粉末。2019年9月に薬事承認され、歯科医療用材料・製品メーカーの株式会社アイディエスが製造販売。

・この義歯床は、個々の患者さんの口内の状態に合わせて製作する必要があり、AMで製造することで、既存の製造法と比較し、短納期で品質の高い義歯床を提供できるようになるとのこと。

 

■CCMW合金/Co―25Cr―5Mo―5・5W(コバルトクロム合金)

・今回ニュースとなっているコバルトクロム合金の金属粉末です。こちらは、セラミックのコーティング性に優れるとのことで、差し歯の製作に使用可能とのことです。

 

 

今後の展開は?

海外においては、歯科医療分野のAM活用が進んでおり、日本国内でも、歯科技工士不足などの問題を解決する方法として、AMが注目されつつあります。人の体に入るものなので、薬事法など、さまざまな法規制をクリアしなければならないというハードルは有りますが、コバルトクロム以外にも、人体適合性の高く、高機能なチタン材質での製品開発など、歯科医療分野におけるAMの活用はさらに進んでいくことが想定されます。

 

金属3Dプリンターでの材料開発・製品開発など、私たちも今後、積極的に取り組んでいきたいと考えています。製品開発に関するご要望がありましたら、研究段階からサポートさせていただくことが可能ですので、お気軽にご相談ください。