製品開発・試作のサイクルタイム大幅短縮と量産まで

900時間で塔を印刷!スイスが「世界一高い3Dプリントタワー」を建設

本日は久しぶりに、3Dプリンターによる大型建設物のお話です。

スイスのミュールグンにて、「世界で最も高い3Dプリントタワー」が建設中とのこと。高さ30mの「白い塔」は、合計900時間で印刷できると言われており、2024年6月にはオープンする予定といわれています。

 

3Dプリンターで製作された塔

ナゾテクノロジー 2024.3.9 (900時間で塔を印刷!スイスが「世界一高い3Dプリントタワー」を建設から引用)

 

 

柔らかく結合性の高いコンクリート材料が使用されている

 

スイス連邦工科大学チューリッヒ校が、スイスの山奥にあるミュールグンに建設中で、名前は、「Tor Alva(トーア・アルヴァ)」というそうです。

 

建物の材質は、柔らかく結合性の高いコンクリート材料が使用されているようで、ロボットがノズルを通じて薄い層を吐出しながら、特定の高さに達するまで幾何学的な空洞の柱を形成させていく造形を行うようです。

 

 

3DP id.arts 高さ30mの3Dプリントタワー より引用

 

コンポーネントごとに分解や組立が容易に可能

 

また、面白い点は、この建造物は、それぞれのコンポーネントごとに分解や組立が容易に可能とのことで、

オープンから5年後には別の場所にお引越しする予定とのこと。

 

地震の多い日本では、かなり心配ですが、次世代の建造物としては、非常に興味深いですね。

 

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