製品開発・試作のサイクルタイム大幅短縮と量産まで

【第5回】金属3Dプリンターを使ったリバースエンジニアリングの現状

数年前に「進化するモノづくり」とニュースで大々的に取り上げられました。

 

3Dプリンターが世の中に普及した際、壊れた部品、必要部品を自分で造型し、物の修理が簡単にできるという未来絵図を描かれていました。

 

実際には、3Dスキャナー(三次元測定機)を用いて、実物の部品(モノ)を360°撮影し、立体データにすることにより3Dプリンタで造形可能なものとなり、作成することができます。それをするには、3Dスキャナー(三次元測定機)が必要になります。(精度が必要であれば数千万単位の機器が必要)

 

ただし、データ作成まで作成できたとしても、完全なコピー品とまでは到底言えないのが現状。。。
金属3Dプリンターで素材(材料)の種類はまだまだ少なく、欲しい素材(材料)や必要な材料があるとは限らず、いろいろな企業が材料開発を行い、多くのコスト・時間を費やしています。

 

さらに近年では、海外からの輸入品や、近しい素材での造形を行っており、素材ごとに、成分分析等を行い進めています。今の技術では製品開発に時間や手間がかかる市場になりますが・・・。

 

冒頭にあった誰もが欲しい部品を作れる世界は夢ではあるが、金属3Dプリンターでしかできない形状・モノを私たちは、提案していきたいと考えています。

 

 

リバースエンジニアリングをご検討の方はこちらまでご相談ください。

 

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