製品開発・試作のサイクルタイム大幅短縮と量産まで

金属3Dプリンター造形品に対する二次加工の重要性【第64回】

金属3Dプリンターの造形品について「精度」を気にされる方は、非常に多いと思われます。ただ、最近は金属3Dプリンターの特性も徐々に浸透してきているように感じます。3D-CADデータをそのまま造形すると、どうしても0.2mm前後の寸法のずれが出てしまう、このような寸法精度の問題をどのように改善するのか?これは金属3Dプリンターでの製品製作を進めるうえでの大きな課題です。

 

 

金属3Dプリンター造形品で寸法精度を出す方法

考えられる選択肢としては、以下の3点となります。

(1)造形後、切削による二次加工を行う。

(2)3Dデータ(CADデータ)調整による出来上がり寸法の調整。

(3)レーザーパラメーターによる寸法調整。

 

どのような部分で、どれくらいの精度が求められるのか、コストをどれくらいかけられるのか、など状況に応じて、解決策は異なるかと思いますが、今回は、「(1)切削による二次加工」について、ご紹介いたします。

 

 

3Dプリンター造形品の切削による二次加工について

まず、そもそもの問題として、一般的な金属加工品と比較し、3Dプリンター造形品の二次加工を一貫対応できるサービスビューローは非常に少ないという状況があります。ただし、ODECにおいては、もともとが金属加工を営んでいる会社であるということもあり、社内の金属加工部門にて、3Dプリントから二次加工までを一貫対応することが可能です。

 

【金属3Dプリンター製作のサービスフロー】

3Dプリント品の二次加工

 

 

3Dプリンター造形品の二次加工を行う上での注意点

また、3Dプリンター造形品の二次加工を行う上で、注意をしなければいけない点は、造形前の3D-CADデータを作成する段階で、二次加工を見据えた形状にしておく必要があるということです。これを怠ってしまうと、「寸法精度が出ない」ことはもちろん、そもそも「二次加工が不可能」な形状になってしまうこともあります。

 

3Dプリンター造形品における2次加工の注意点

 

このようなことを注意して、二次加工を実現することにより、切削加工に近い寸法精度を実現することができます。ODECといたしましては、我々の持つ強みである「二次加工までの一貫対応」にさらに磨きをかけるためにも、切削加工技術やノウハウを積み重ねていきたいと思います。

 

 

3Dプリント品の二次加工設備

※上記クリックすると、「ODEC金属加工」サイトにリンクします。

 

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