当社が保有するProXDMP200(3D systems社)で、銅合金造形を成功いたしました。
銅は熱伝導率が約400W/m・Kで、アルミの約2倍、ステンレスの約20倍と大きく、放熱用途などに使われています。これまで、放熱フィンや熱交換器など複雑な部品に適応するために、金属3D造形の研究が進められてきましたが、レーザーに対する高反射率と高熱伝導率により、造形品質を上げることが非常に難しい金属粉末材料でもありました。
ODECは今回、ProXDMP200における銅合金の金属3D造形にて、熱処理後の導電率95.5%(IACS)、造形密度99%を実現しています。
※三井金属鉱業(MA-CCR25L) パンフレットより抜粋
<銅合金の物性等>
・型番:MA-CCR25L(三井金属鉱業製)
・硬度(ビッカース):94.2HV(熱処理後)
・導伝率(%IACS):95.5(熱処理後)
・造形密度:99%
※銅合金の造形サンプル評価値より(公的研究機関にて特性評価済み)
<造形サンプル>
<適応可能なアプリケーション例>
・ヒートシンク
・溶接用トーチ(水冷構造)
・放熱フィン など
銅合金を利用した製品開発・製品製造をご検討中の皆様へ、
金属3Dプリンターを活用すれば、これまでに実現が難しかった形状を再現することができます。
熱効率を最大化する製品の開発や試作・量産を、ODECの金属3D製作で実現してみませんか?