昨日の日経新聞で、『ニコンが「金属3Dプリンター」、面積10分の1に』という記事が出ておりました。
以下は、日本経済新聞のWEBサイトからの抜粋記事です。
ニコンは、金属製の粉末を用いて立体物を作る3Dプリンターを発売すると発表した。大型の冷蔵庫ほどの大きさで設置面積は一般的な製品の10分の1以下におさえた。重さも5分の1程度の約300キログラムとし、工場以外の建物でも導入しやすい。部品同士の溶接や、シリアルナンバーを入れる加工などにも対応。研究室や中小の製造業などでの導入を見込む。(日本経済新聞 WEBサイトより https://www.nikkei.com/article/DGXMZO43605990R10C19A4X20000/)
「レーザーマイスター100A」という名前で今月より受注を始めるということですが、「ステンレスの粉をガスと一緒に吹き付け、レーザーで溶かして固める。」と記載されているので、デポジション方式での造形となるようです。(詳細は分かりませんが・・・)
これまでのデポジション方式の設備は精度面と耐久性に課題を抱えていただけに、どのくらいの性能を兼ね備えているのか気になるところです。
また、装置は大型の冷蔵庫程度とのことで、金属3Dプリンターとしてはとてもコンパクトとのことです。当社で導入しているProX DMP200でもかなりのスペースを占用するので、ここは魅力がありそうですね。
現状、日本における3Dプリンターの市場規模は世界シェアの3%、金属3Dプリンターとなるとさらにシェアは少ないと考えられます。ただし、逆の発想をすると、まだまだブルーオーシャン分野とも言えますので、今後様々な金属3Dプリンター設備が日本の各メーカーからリリースされていくと思われます。
当社が導入しているProX DMP200は、現状最も精度が高いといわれているパウダーベッド方式が採用されていて、産業用部品の造形に向いています。
金属3Dプリンター技術を生かした製品開発が当たり前の世の中になっていくと思いますので、ご興味があれば、製品の開発・試作段階からODECへご相談ください。 (お問い合わせはこちら)