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【第3回】金属3Dプリンターで造形可能な材料(インコネル・マレージング・チタン・コバルトクロム編)

前回はアルミ材料についてご説明いたしました。(前回の記事はこちら

今回は金属3Dプリンターで造形可能な材料(インコネル・マレージング・チタン・コバルトクロムなど)編です。

 

【金属3Dプリンターで造形可能な材料(代表例)】

 

インコネル(INC718)
インコネルは耐熱性、耐蝕性、耐酸化性、耐クリープ性などの高温特性に優れており、このため、スペースシャトル、原子力産業、産業用タービンの各種部品、航空機のジェットエンジン、鋳物、身近なものでは自動車用の高級マフラーなど、様々な分野で使用されています。
ただし、難削性が高く加工が困難であるため、コスト面からも、金属3Dプリンターによる造形が今後広がっていく可能性が高い金属です。

 

マレージング鋼(1.2709)
航空・宇宙分野の構造材として米国INCO社により開発された特殊鋼です。 日本では一般的にゴルフクラブヘッドの素材として使われています。歪みやひずみが少ないので、比較的金属3Dプリンターによる造形に適しているとされています。時効硬化熱処理により、硬さがHRC55程度まで向上するので、強度を求める製品に最適な材料となります。主には、タイヤやプレスにおける金型や治工具などに利用されています。

 

コバルトクロム(CoCr)
金属疲労、亀裂および荷重に対して優れた耐久性を備えた金属合金です。もともとは航空機産業、特にジェットエンジンの開発に大きな発展を与えた金属素材です。酸や高温に耐えるその性質は、医療用、整形外科用のインプラント(人工関節・人口骨・金属床)にもよく使用されるようになっています。

 

純チタン・64チタン(Ti・Ti6Al4V)
チタンは「強い」と一般的に言われていますが、64チタン(Ti6Al4V)がこれにあたります。