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【第17回】金属3Dプリンターで造形できる材料(ステンレス編その2)

以前、3Dプリンターで造形可能なステンレス材料について、第一回目のコラム「金属3Dプリンターで造形できる材料(ステンレス編)」にてご紹介いたしました。現状ODECがレギュラーで造形しているステンレス材料は、17-4PH(SUS630相当)となっておりますが、ステンレスの金属粉末自体は、様々な種類が市場に出回っております。

 

 

■17-4PH/SUS630(相当)

17Cr-4Ni-4Cu-Nbの組成を持つ鋼材で、Cuを添加することで、析出硬化性を持たせたステンレス鋼材です。シャフト類やタービン部品として使われます。析出硬化系なので、特に強度や硬度に優れているという特徴があります。

 

■AlSl410/SUS410(相当)

その組成から13Crステンレス(もしくは13クロムステンレス)とも言われます。良好な耐食性、機械加工性を持つ鋼種です。刃物など、一般用途にも使われます。フェライト系ステンレスとして、耐食性と強度のバランスに優れています。

 

■AlSl304L /SUS304L

18Cr-9Ni-低C型の組成を持つタイプで、SUS304のうち、炭素の含有量を減らした極低炭素鋼です。耐粒界腐食性に優れ、溶接後熱処理できない部品類にも使われます。SUS304では炭素量は一般に0.06%程度ですが、これを0.03%まで絞り込んだのがSUS304Lです。炭素量が少ないため、クロムと結びつく量が少なくSUS304に対し、耐食性で優れます。

 

■AlSl316L/ SUS316L

18Cr-12Ni-2.5Mo-低C型の材料で、SUS316の極低炭素鋼です。性質は、316の耐粒界腐食性を強化したものです。用途は同様に海水をはじめとする耐食性、耐孔食性が必要な場所で使われます。上記同様SUS316に対し、耐食性が優れているグレードです。

 

■AlSl 904L /SUS904L

「スーパーステンレス」とも呼ばれる、高機能ステンレス鋼です。非常に耐食性に優れています。高級時計のロレックスに採用されているということでも話題になっている素材です。

※当社が導入する金属3Dプリンター(ProX DMP200)及びProXDMP300で造形実績のある金属粉末材料です。

 

 

上記のような金属材料にて、製品を造形したいというニーズは多くいただいているのですが、現状は材料自体の入荷に時間のかかるものや、造形条件出しに時間がかかるものが多く、しっかりとした造形対応ができていない状況があります。

 

お客様のニーズにこたえ、なるべく多くの金属材料へ対応できるように、今後も日々研究を続けていきたいと考えております。

「どうしてもこの材質で3D造形がしたい」というニーズがございましたら、ご希望の金属粉末を使用した共同開発対応も可能ですので、お気軽にご相談ください。>共同開発のお問合せはこちらから